not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

書評

低欲望社会: 「大志なき時代」の新・国富論

低欲望社会: 「大志なき時代」の新・国富論 (小学館新書) (小学館新書 お 7-2)作者:大前 研一小学館Amazon 読んだので簡単なメモを書く。 金利低くてもお金使わない日本 団塊ジュニア世代以下、ものごごろついた頃から不景気。将来が不安。 個人金融資産がた…

「鈴木さんにも分かるネットの未来」

鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書)作者:川上 量生岩波書店Amazon memo ネットの説明 2種類の人 ネットをツールとして使う人 ネットが住処な人 インターネットの歴史から見たコミュニティの文化みたいなもの イデオロギーを分析してて面白かった エ…

Spurious Correlationsに出てくる指標を翻訳してみた

www.amazon.com Spurious Correlationsという変なデータの相関ばかりを載せている本を読んだ。 英語だったので指標を日本語に直してみた。 Spurious Correlations指標翻訳まとめ 「冷凍フレンチフライ用じゃがいもの量」と「ガーフィルド(漫画のキャラクター…

「さよならインターネット」を読んだ

さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560)作者:家入 一真中央公論新社Amazon インターネットに興味があるので読んだ。 memo インターネットが始まった当初は情強しかいない世界だった 当時どっぷりインターネット…

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 」を読んだ

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である作者:中島聡文響社Amazon Kindle unlimitedを始めてみた。それで何か読んでみようと思い読んだ。仕事が終わらないので「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」を…

高野秀行「ワセダ三畳青春記」

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)作者:高野 秀行集英社Amazon 辺境ライターの高野秀行さんの「ワセダ三畳青春記」を読んだ。高野さんが大学生の時から33歳まで住んでいた野々村荘での生活が書かれていて大変面白かった。自伝的小説と高野さんは言っていたけど…

高野秀行「異国トーキョー漂流記」

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)作者:高野秀行集英社Amazon TV番組「クレイジージャーニー」に出てくる高野さんの本を読んだ。とても面白かった。辺境ライターである彼は外国のヘンテコな風習や文化を書いた本は多いのだけど、本作のように舞台が日本とい…

隈研吾「建築家、走る」

建築家、走る (新潮文庫)作者:隈 研吾新潮社Amazon とても面白かった。GWに暇なときに読んだ。当初は隈研吾が今まで建ててきた建築について、解説する感じかと思ってたけど話題は広くて、隈研吾の思想とかいろいろ書いてあった。 渡米、バブル崩壊、マツダシ…

みうらじゅん「ない仕事」の作り方

「ない仕事」の作り方作者:みうら じゅん文藝春秋Amazon みうらじゅんはサブカルの人というイメージが強かったけど、本人はメインで流行ると思ってやっているというのが面白かった。長期間、好奇心が続いて、評価されなくてもやり続けているところはすごいと…

空海「三教指帰」

空海「三教指帰」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)KADOKAWAAmazon 空海の「三教指帰」を読んだ。これは空海が24歳の時に出家したときに書いた著作。大学中退して出家したので、周りからかなり反対されたらしい。そんな中、空海がは道教、儒教、仏…

佐藤航陽「未来に先回りする思考法」

未来に先回りする思考法作者:佐藤航陽ディスカヴァー・トゥエンティワンAmazon 何かと話題のメタップスCEOの佐藤さんの著作を読んだ。未来を読むにはどうすればいいかについて書かれた本だ。iPhoneがヒットすることやライト兄弟が飛行機を飛ばすことを誰も予…

瀧本哲史「戦略がすべて」プラットフォームビジネスを行う鉄道会社

戦略がすべて (新潮新書)作者:瀧本 哲史新潮社Amazon 瀧本さんの著書は本屋でよく見たことがあった。元マッキンゼーの人で京大で講義を持っている人ということくらいしか知らなかった。最近、日本交通というタクシー会社の建て直しをしたことがあるというこ…

鴨長明「方丈記」

方丈記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)作者:鴨 長明KADOKAWAAmazon 現代語訳を読んだ。読んでみると思ったより短かった。鴨長明が50歳で京都の大原にこもり、世を逃れたことが書いてある。 地震、飢饉や火災などの天災に見舞われ、当時はとても世の中が不…

「イーロン・マスク 未来を創る男」を読んだ感想

イーロン・マスク 未来を創る男作者:アシュリー・バンス講談社Amazon 「イーロン・マスク 未来を創る男」を読んだ。イーロン・マスクは名前を知っている程度だったのでどんな人なのか気になっていた。読んでみてイーロンは超人だと思ったw 専門知識を持って…

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」を読んだ感想

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)作者:潤, 池井戸文藝春秋Amazon 半沢直樹シリーズ第三弾。本作では半沢が出向先の東京セントラル証券で暴れまくる。IT企業の買収案件という題材だったのでベンチャー企業の社長が出てきて面白かった。ベンチャーのニュースとかは…

金原ひとみ「マリアージュ・マリアージュ」を読んだ感想

マリアージュ・マリアージュ (新潮文庫)作者: 金原ひとみ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/10/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る試着室グッチの試着室デカいな。シャンパンまで出るのかよ。豪華な生活してるなあーと思った。ナツが高級…

途中やめ 海堂尊「チームバチスタの栄光」

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/11/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 132回この商品を含むブログ (575件) を見る 上の終盤まで読んで辞めた。田口の心情描写が…

変態SMプレイに勇気を貰った 羽田圭介「メタモルフォシス」

メタモルフォシス (新潮文庫)作者: 羽田圭介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/10/28メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 個性的な羽田さんに興味芥川賞作家、羽田さんの作品を読んだ。メディアによく出ていて、個性的な性格が面白く作品も読んでみ…

面白かった 百田尚樹「海賊とよばれた男」

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)作者: 百田尚樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/07/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (22件) を見る 面白かった百田尚樹の「海賊とよばれた男」を読んだ。ボックス!が面白くなかったので、人気作家なら他の作品…

途中で読むのやめた 百田尚樹「ボックス!」

ボックス!(上) (講談社文庫)作者: 百田尚樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 100ページくらい読んで辞めた。ボクシングのようなスピード感溢れるスポーツを文章で伝えるのは難しいと思った。ボク…

エンジニアに利益を還元してw 池井戸潤「下町ロケット」

下町ロケット (小学館文庫)作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/12/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (45件) を見る デカい敵をやっつける池井戸ワールドドラマで放映中の「下町ロケット」の原作を読んだ。半沢直樹に続き、池井戸潤の作…

自分の物語の構築 河合隼雄「源氏物語と日本人」

源氏物語と日本人 (講談社 α文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/21メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 源氏物語の父性とか母性の話が難しくて、前半くらいまで読んで一旦ストップ。源氏物語の…

物語とは?河合隼雄「こころの最終講義」

こころの最終講義 (新潮文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/05/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る こころの最終講義を読んだ。物語とは物語について書かれたところが面白かった。筆者はコップを語ることを例にしてい…

池井戸潤「オレたち花のバブル組」を読んだ

オレたち花のバブル組 (文春文庫)作者: 池井戸 潤出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/12/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (87件) を見る 半沢直樹、第二段。前作の最後で半沢の異動が決まり、本作はそれから話が始まる。…

場の論理から考える

働きざかりの心理学 (新潮文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/04/28メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 10回この商品を含むブログ (21件) を見る 河合隼雄「働きざかりの心理学」を読んだ。対象年齢が30〜40代で自分としてはあまりピン…

河合隼雄「母性社会日本の病理」を読んだ

母性社会日本の病理 (講談社 α文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/09/19メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 61回この商品を含むブログ (20件) を見る 日本の昔話や神話から日本人の精神構造を読み解いていて、大変面白く読めた。夢分…

池井戸潤「オレたちバブル入行組」を読んだ

オレたちバブル入行組 (文春文庫)作者: 池井戸 潤出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/12/06メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 186回この商品を含むブログ (118件) を見る 半沢直樹の原作読んだ。銀行が舞台なので、難しい用語がたくさん出てきたらどう…

林修、伊集院静の本を読んだ

受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る (集英社文庫)作者: 林修出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/10/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 作家の遊び方 (双葉文庫)作者: 伊集院静出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2015/11/12メディア: 文…

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んだ

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者:村上 春樹Bungeishunju/Tsai Fong BooksAmazon ストーリーに無理がありすぎる。仲良し男女5人組がいたのだけど、突然主人公の多崎つくるがハミってしまう話。ハミる理由は後々わかるけど、ハミったら普通「な…

村上隆 個展「円相」に行った

広尾にあるギャラリーペロタンポップアップギャラリーであった、村上隆 個展「円相」に行った。ギャラリーの入り口がわかりづらく、見つけるまでに時間がかかった。人は全然おらず、ほぼ自分一人しかいなかったので、とても良い空間だった。畳のスペースもあ…