not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

サンドウィッチマン「復活力」を読んだ

復活力 (幻冬舎文庫)作者:サンドウィッチマン幻冬舎Amazon サンドウィッチマンのネタの面白さ、好感度の高さの背景などが知れたらいいなと思って読んだ。10年以上前に発売された単行本を文庫化したもので話のメインは幼少期〜m1優勝までだった。m1優勝のスト…

「ドーパミン中毒」を読んだ

ドーパミン中毒(新潮新書)作者:アンナ・レンブケ新潮社Amazon 仕事の多忙も重なって脳が休まらず困っていたので読んだ。 特に日常的にスマホを見る時間を多くて頭が無駄に働いてしまっている自覚があったのでそれをなんとかしたかった。この本を読んではス…

「傲慢と善良」を読んだ

傲慢と善良 (朝日文庫)作者:辻村 深月朝日新聞出版Amazon amazonでめちゃくちゃレビュー評価が高かったので読んだ。婚活・恋愛を題材とした小説で若干ミステリー要素も含んでいる話だった。婚活における選ぶ・選ばれるの関係において傲慢に行動する者、ただ…

「六人の嘘つきな大学生」を読んだ

六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)作者:浅倉 秋成KADOKAWAAmazon 以前から話題になっていた本で本屋でよく目に入っていたので買って読んでみた。就活を扱ったミステリーものと聞いていたのでありきたりなストーリーかと最初過小評価していたが、読んでいくう…

「地球行商人 味の素グリーンベレー」を読んだ感想

地球行商人 味の素グリーンベレー作者:黒木亮中央公論新社Amazon 黒木亮が味の素を取材した本。各国の文化を知れて面白かった。国ごとにメモを書いておく。 エジプト 庶民の買い物の90%はスークと呼ばれる小さな商店の集合のような市場で行われる。スーパー…

「自分以外全員他人」を読んだ

自分以外全員他人 (単行本 --)作者:西村 亨筑摩書房Amazon 2023年の太宰治賞の作品。たまたまtwitterで流れてきて町田康が帯を書いていて興味があり読んだ。 舞台はコロナ後の現代。主人公はパッとしない人生を送る中年男性。以前は結婚を考えた恋人がいたが…

スティーブンキング「書くことについて」を読んだ

書くことについて ~ON WRITING~ (小学館文庫)作者:スティーヴン・キング小学館Amazon スティーブンキングの小説創作論。こういう多作でヒット飛ばしている人の創作論はいつも自分にとってモチベーションになるので読んだ。たいていこういう本の要旨は「質…

「深夜特急」を読んだ

深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】作者:沢木耕太郎新潮社Amazon 超定番旅本。あまりにも定番すぎて大学生の時に読むのを避けていたが2023年の初めから夏にかけて全六冊を読んだ。非常に面白かった。 この本はインドからロンドンまでバスで行…

漫画「べしゃり暮らし」を読んだ

べしゃり暮らし 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者:森田まさのり集英社Amazon 星3.8 (中盤までは面白かったが後半失速した) 人を笑わせる前に自分が楽しめなければならないという話が出てきた。何かを創作し他者に伝えることをやるには自分と他者ど…

チハラトークを見てきた

今年はライブに行こうと思っていてヨシモト∞ホールで開催された千原兄弟のトークライブ「チハラトーク」に行ってきた。これは千原兄弟が毎月やっているライブでタイトルの通り二人がトークするだけのもの。これが一回3000円と結構安い。こういうテレビに…

黒木亮「世界をこの目で」読んだ感想

世界をこの目で (角川文庫)作者:黒木 亮KADOKAWAAmazon 経済小説を書く作家の黒木亮のエッセイ集。ロンドン在住。ロンドンの街をもっと知りたいと思い読んでみた。読んでみるとロンドンの話は一部で全体的に海外全般の文化紹介とか出来事紹介が多くてほぼ紀…

「読者ハ読ムナ」を読んだ感想

読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~作者:藤田和日郎,飯田一史小学館Amazon 「読者ハ読ムナ」 点数:4.0 漫画「うしおととら」の作者である藤田和日郎が漫画論を語った本。藤田さんは漫画アシスタントを数人雇…

「影響力の正体」を読んだ感想

影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく作者:ロバート・B・チャルディーニSBクリエイティブAmazon Railsの作者DHHさんがおすすめしていた本 Railsを広めるために参考にした本らしい 人にイエスと言わせるためにはどうしたらいいのかが書いてある本 心…

書籍「世界を騙した男」キャッチミーイフユーキャンの原作

世界をだました男 Catch Me If You Can (新潮文庫)作者:アバネイル,フランク,レディング,スタン新潮社Amazon 映画より主人公フランクの感情の描写が多い 原作ではフランクがフランスの刑務所に入る。そこがマジで正気か?というくらいひどい環境。華やかな生…

最近読んだ本とか

ヒキコモリ漂流記 完全版 (角川文庫)作者:山田ルイ53世KADOKAWAAmazon 髭男爵の山田ルイ53世の本。めっちゃ文才があって驚いた。かなり苦労して芸人になっている人だと分かった。 一発屋芸人列伝(新潮文庫)作者:山田ルイ53世新潮社Amazon 髭男爵の山田ルイ…

芥川龍之介「河童」「杜子春」

Amazon Audibleが月1500円で聞き放題になっていたので試してみた。意外と純文学作品も聞くことができたので芥川龍之介の短編を聞いてみた。 河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)作者:芥川 龍之介新潮社Amazon 主人公がカッパの世界に迷い込む話。河童は人間と同じ…

「ケーキの切れない非行少年たち」

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)作者:宮口幸治新潮社Amazon 非行少年(少女)たちがどのように世界を認識しているのかについて書かれた本。少年院にいる少年たちと実際に話す経験をした医師が書いている。 結論としては少年たちは一般の人と比較し…

医療ドラマはストーリーを作りやすい

Netflixで「グッドドクター」という医療ドラマを見始めた。主人公が自閉症の医師という設定だ。医療ドラマの特徴をあげてみる。 ・人の生死を扱うので非日常なことが起きても不思議ではない ・「人命救助が第一」という建前とホンネ ・病院内の人事や人間関…

YouTube動画のトークスピードを定量的に測れるか

YouTube動画のトークスピードを定量的に測りたい。これを測ることにより動画内のトークが早いテンポなのか遅いテンポなのかがわかる。人気配信者のトーク量と比較して改善点を見つけることができる。 方法は 1.youtubeで動画ページを開く 2.文字起こしを選択…

YouTubeあるある動画の作り方

YouTubeであるある動画を作ってみた。いくつかパターンを試したなかで2つ公開した。あるあるにもパターンがある。 高速あるある www.youtube.com 高速であるあるを言っていく。 あるあるの内容 ↓ 一言(ツッコミ) このパターンはテンポ良く進めることができ…

YouTubeチャンネル運営の裏方を手伝い始めた

ご縁があってとあるYouTubeチャンネルの裏方を手伝っている。具体的な仕事はチャンネルの方向性を設定、動画の作り方・企画・編集の仕方の指導やフィードバックをすること。もともと数年前から知り合いの友人のチャンネルだ。友人と別の友人でコンビでやって…

もう少しブログを書いてみます

ここ3年くらいは動画制作に時間を費やした。この間文章を書く時間がほとんどなかった。仕事の間にドキュメントを書くなどはあったがブログのような私的な文章を書く機会が少ない。シンプルに文章を書く能力が落ちたと感じている。(もともとなかったけど)。…

2021年5~7月に読んだ本

成功者K作者:羽田圭介河出書房新社Amazon 芥川賞を受賞した羽田圭介が自伝的、自虐的に?書いた小説。芥川賞を受賞して生活が一変した小説家kが主人公。本の宣伝のためにテレビ出演しまくったりする。またファンとオフパコしまくる話。最後のオチがよくわか…

HackerOne CTF Micro-CMS v1 Write up

CTF

Hackeroneのctfをやり始めた。 「Micro-CMS v1」を終えた。 flag2,3 Markdownでの入力ということなのでマニアックなXSSを試してみた。jsが実行されたがflagの表示がどこにされているのかわからない。ソースコードをよくみてみるとflagが出ていたことに気づく…

Cpaw CTFを解いた

CTFというセキュリティ技術を競技を年始からやっている。初心者向けの問題を扱っているCpaw CTFを解いてみた。 CpawCTF - Main page 余暇時間に少しずつやって2週間くらいでQ29以外はクリアした。 Q13は全く分からずwrite up(解答を書いてある記事)をチラ…

2020年の振り返り

2020年を振り返る。 動画 3年前から始めた動画配信がようやくお金を生むようになった。これが自分の中で一番のできことであり成長。 いくつかのアカウントを運営しており総再生回数が1億回、総フォロワー数が12万人になった TikTokの厳選クリエイターに選ば…

貧乏人の経済学

貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える作者:アビジット・V・バナジー,エスター・デュフロみすず書房Amazon 「貧乏人の経済学」 「絶望を希望に変える経済学」が面白かったので著者の他の本も読んでみた。著者はインド人でインドの生活につ…

「絶望を希望に変える経済学」

絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか (日本経済新聞出版)作者:アビジット・V・バナジー,エステル・デュフロ日経BPAmazon 「絶望を希望に変える経済学」。とても面白かった! 様々なテーマについて書かれていたけどベーシックインカム…

「良い戦略、悪い戦略」

良い戦略、悪い戦略 (日本経済新聞出版)作者:リチャード・P・ルメルト日経BPAmazon 「良い戦略、悪い戦略」。仕事をどう進めていくのが良いかわからなくなったら読む本。ビジネスの戦略事例が豊富で読み物としてまず面白い。ウォルマートからアメリカの国防…

暗号技術入門

暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス作者:結城 浩SBクリエイティブAmazon 「暗号技術入門」。暗号について詳しくなくても入門知識を理解できる本。Webエンジニアならこの本に書いてあることがわかれば十分だと思う。日頃のエンジニア業務の中でも意外と暗号…