not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

定義と基準。

学生討論会「MASTER PLAN」というものを見た。主要なテーマは「意識高い学生VS意識低い学生」であったが早稲田先生が来なかったこともありテーマは変わった。個人的にはこの対立を見たかったし出てる人が所謂すごい学生だったのでただdisって終わるというのはないかなと思っていた。対立する人がいなかったからそんなにおもんないやろと思っていたが大学生という同じフィールドに立つ同年代の若者がどのようなことを考えて生きているのか知れたのでおもしろかった。

僕のまわりでは友だち同士で議論すると言うのはあまりない。議論慣れしてないからあのような議論の場に立たされたらコテンパにやられると思う。議論のうまい人というのは2つのことに常に注意深いように思える。

1つ目は「言葉の定義」。今回の討論ではまさに「意識が高い」ってなに?というものから始まった。積極的に活動する、外で出向いて活動する、ボランティアをする、たくさん大学の勉強をする・・・何を持って意識が高いのか。あの議論ではおそろく「社会から求められるいることをしている」という定義によると思う。

2つ目は「基準」。また「意識が高い」を例にとって見ると誰と比べて意識が高いのか。イチローと比べて?ニートと比べて?意識が高いと意識が低いとの線引は?この基準は最後までわからなかった笑

しかしこの2つを意識するだけでは「問い」は生まれないだろう。あくまでも正確な問いをつくるための判断材料であると心得たい。