not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

第1章クルーグマンのミクロ経済学を読んでみる

「だれでもわかる経済学」のような本がたくさん出版されている。それらは親しみやすいのが詳しいことは省略されていると思う。だからそのような誰でも気軽に通勤時間に読めるような本では深く理解することはできないだろう。僕は経済学部でもないし、経済の授業もほとんど取っていないので図書館で教科書を借りてみることにした。

クルーグマン ミクロ経済学

クルーグマン ミクロ経済学


第一章を読んだのでまとめておこう。
1.省略

2.経済学は個人の選択が基礎になっている。人々の生活は何かを選択し、何かを捨てることの連続である。

3.なぜ選択がなされているかというと資源が限られているからだ。資源とは時間やお金のことだ。

4.限られた選択肢の中で選択しなければならない。どんなものでもその費用はそれを手に入れるためにあきらめなければならないものに他ならない。その意味ですべての費用は機会費用である。

5.多くの経済決定は「あれかこれか」で決定されるのではなく「どれだけか」だ。ある財に対してどれだけ支出するのか、どれだけ生産するのかなどなど、このような決定は限界でのトレードオフと呼ばれる。あと少しするのかしないのかの費用と便益の比較によってなされる。この種の決定は限界的決定と呼ばれ、その研究は限界分析という。

6.人々は自分の暮らしを良くするための機会を見逃さない。もし機会が変われば人々は行動を変える。みんなインセンティブ(誘因)に反応する。

7.自分の選択が相手に依存する。その相手の選択に自分も依存する。この関係を相互作用と言う。例えばアメリカの農家たちは品種改良にいそしみ、出荷量が増えた結果商品の値段が下がり、売り上げが落ちて農家の数が減少した。

8.相互作用がなされる理由はそこに取引利益があるからだ。この取引利益の基礎にあるのは特化だ。互いが得意な分野で互いの不得意を補っているのだ。

9.経済は均衡、すなわち誰も従来と違った行動をとることによって自分の暮らしをさらに良くすることが出来なくなるような状態に向かう。例えば大学の食堂よりも安くてうまいレストランが大学の目の前に出来たとき、だれもそのレストランに行ってないのなら均衡状態にはなっていない。普通なら学生はそのレストランに行くはずだからである。均衡状態に入る場合はレストランでも食堂でも食べてもどっちでも良いと思う時だ。そのようなレストランはまずくて安い、もしくはうまくて高いだろう。

10.誰の暮らしを悪くするわけではなく誰かの暮らしを良くすること機会が利用し尽くされている時、経済は効率的であるという。効率性が経済の評価基準ではない。社会の諸目標を達成するためには公平性も考えなければならない。公平性と効率性の関係はトレードオフである。