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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

松本人志「プレイ坊主」『「松本」の「遺書」』の感想

松本人志とわたし

松本人志およびダウンタウンについて知ったのは、最初は「ごっつええ感じ」だ。小学生くらいの時に、見ていた記憶があり、オジャパメンや東野と今田の磁石の格好をしたコントが好きだった。トカゲのおっさんは難しくて、あまり好きではなかった覚えがある。

  • ガキ使

ごっつの次は「ガキ使」だった。「笑ってはいけないシリーズ」がまだ年末に放送されてない頃、DVDで鬼ごっこを見て、はまった。それからYouTubeで企画を見るようになった。七変化が特に好きだ。

それから友だちにビジュアルバムを借りた。「古賀」、わけがわからない「む゙ん」、「寿司」を見て、たくさん笑った。

  • WORLD DOWNTOWN

外国人ネタはこれまでたくさんあったが、これが一番好きだ。特にVTR終わりのスタジオの返し後が、おもしろい。

Youtubeをたらたら視聴していたら、たどり着いたラジオ番組。バッグナンバーが今より少なかった頃は、バラバラで聞いていたが、vol.1から配信されると順番に聞くようになった。松本と放送作家の高須が1時間しゃべる番組である。コントやTVで見られるような松本と違い、もっとオフの松本が感じられる。すべらない話、ゆるせない話の元ネタになるような話をしていたとてもおもしろい。松本人志という人間がどういう人なのか、少しわかる。これを聞く前は、そこまできっちりしいではないと思っていたけど、いざ聞いてみると異常なまでに細かいことを気にしているようだ。それを気遣いと呼べばそうなのだが、一般人のレベルを超えていると思う笑。

松本人志の本

前述の流れがあり、本も読んでみたいと思った。どんなことを書いているのか気になった。ラジオの時に感じたように、また違った松本がいるのではないかと思った。

ダウンタウン松本人志がプレイボーイに連載していたコラムを掲載した本。週間朝日に連載していたコラムを収録している。「松本」と「遺書」を収録している。230万部売れたそうだ。

これらの本を通じて感じるのは、笑いに対する圧倒的自信だ。松本人志の悪口を言おうとして、これらの本を読むと、いちいち細かい奴だとか、偉そうだとかいくらでも言えると思う。でも素直に読めば、長年笑いをとってきた理由がわかると思う。ウケるように幼少期から笑いを観察し、工夫していたし、貧乏であったから、絶対にナンバーワンになってやるという熱い気持ちも持っていた。実力をつけてきたら、その評判を自ら捨てるリスクを背負って1万円ライブをしたりしている。そういうところがすごいと思う。

マネージャーの大崎さんが潜水する話など、ラジオで聞いたことのある話もあった。