月並みだが、忘れていた日本(僕は生まれていないのだがw)を感じることが出来て、思わず泣いてしまった。自分の今の生活とはぜんぜん違う生き方、建物、喋り方、その他色んなものに引き込まれていった。商店をやってるせいもあると思うんだけど、あんなに人や家族が一同に集まって、なんやかんや話したり、「寅さんの馬鹿野郎」と言ってケンカしたりしてるのがうらやましいくらいに思えた。
妹を思いなばかりに、博との仲を話さそうとする寅。「お前には縁がない」と博をあきらめさそうとする寅に対して「なに余計なことやってんねん!」とゲキを飛ばしたくなるが、同時に妹思いだなあと。不器用なやつだなあとしみじみしてしまったり。
冬子さんのことが好きで歩み寄るけど、全然だめで、冬子さんは仏様のような人だから、はっきりと断らない。冬子さんのほうも悪いと思う。その気にさせといて、自分ではちゃっかりと縁談を成功させている。それに対して文句を言わずに去る寅。旅に出る寅さんに、男の美学を感じてしまった笑。