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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

糸井重里「経験を盗め」を読んだ感想と落語への誘い。

経験を盗め―文化を楽しむ編 (中公文庫)

経験を盗め―文化を楽しむ編 (中公文庫)


糸井重里が各界の著名人と鼎談した本。

いくつか印象に残った部分を抜粋しよう。

永久グルメの「酸いも甘いも食べ分けて」
糸井さんが広島のことを未来都市だと言っていた。というのも広島のお好み焼きはメリケン粉、豚肉、イカ、キャベツの生産地でもないのに、それを名物にしてしまったからである。そう言われると名物と言われるものものは、その土地で生産されている。岡山のマスカット、香川のうどんなど。名古屋のミソカツは当てはまるのだろうか。わからない。

他の話題では、フランスと中国ともに家庭で食べるのは料理店で最も単純な物を食べるらしい。家庭で食べているものの質をあげると、そのままお店の味になるというわけだ。日本では寿司やそばを一から家でつくることはない。家庭で食べる料理と、お店で食べる物が分かれているようだ。そう言われてみると、中国ではマーボドーフを家で作っていそうだし、餃子もそうだ。以前、中国の留学生たちと料理をしたことがあるが、餃子を作っていた。餃子なら家庭でもお店でもということか。フランス料理を考えてみたいと思ったが、フレンチを食べたことがないので思いつかない。それならばパンはどうだ。家庭でもフランスパンやクロワッサンは作るのだろうか。ケーキやスイーツになってくると例外と思えてくる。ガトーショコラを家庭でも作ってるとは思えない。第一、全国的にケーキが作れるオーブンが揃っているのかわからない。

穴にこそ蓮根の美味がある 内田百閒

上の引用があったが、一瞬いいなと思って、よく考えると何のことを言っているんだと頭をかしげてしまった。蓮根を食べて、甘いとか辛いとか聞いたことのある借り物の言葉で味を表現したくないとい現れから、うまく言おうとしているのだろうか。それとも食べ物には味以外に見た目も大切ということを言っていて、形状も味に影響を及ぼすと。食感も蓮根を蓮根たらしめているということか。それとももっと抽象的?に、ないものを味わうということか。空気やその場の雰囲気を感じること、一連の流れ、作法も味の一種???。もうこうなるとよくわからない。蓮根が直方体だと確かに蓮根ではないかもしれない。穴があってこそ蓮根・・・。

豆腐の不思議を味わう
また食べ物だ。今回は豆腐だ。豆腐屋の朝は早い。それは豆腐が日中置いておくと、すぐに腐ってしまうので、朝早くに売るようだ。驚いたのは世界の大豆の使用用途の9割が油用なのだ。豆腐は少数派。

落語の入り口へご案内いたします
糸井さんおすすめの春風亭昇太さんの創作落語Youtubeで見たけど、あまりおもしろいとは思えなかった。今回の鼎談でも、生で落語を見ることを勧めていたので、一度足を運びたい。関西では大阪を中心に落語をやっているところがある。調べてみると2000~3500円くらいで見ることができるらしい。関西で落語やお笑いを見たことが無いというのももったいない。行ってみよう。松本人志も落語をおすすめしていた。なんでも話の仕方を学べるようだ。落語を聞いてきた人は、話の立て方がうまいらしく、それはすぐにわかるそうだ。松本は「チキンライス」を作詞した際、歌手の槙原さんとしゃべったり、彼の詩を読むうちに、落語をやってる人だとわかったらしい。実際、槙原さんは落語研究会に所属していた。さだまさしさんも落語が好きだそうだ。だからうまい詩が書けるのかもしれない。落語に興味が出てきた。ただツタヤにはCDレンタルはなかった。