車は一昔前までは買うことがすぐに幸せにつながったと思うけど、今ではマイカーはめずらしくもない。加えて性能の部分では、公道を走るうえではどれも大差ないと感じる。差を出すのはエコかどうかくらいか。車は高い買い物だから、今の時代車をどうやって売ろうとするのか気になったて、見ようと思った。
one77が作られたのは、リーマンショック直後のことだったから、一層車なんて誰も買わない風潮があったと思う。加えて自動車産業は大打撃で、高級車を呑気に作っている場合ではない。そんななか製作者がずっと思っていたことは、「どんな状況でも車自体に魅力があれば買う人がいる」ということだった。
細部まで手が込んでいる
車の見えるところは「aサーフェス」、見えないところは「bサーフェス」と呼ばれる。普通は「bサーフェス」には安い素材が使われたりする。ところがone77ではすべてをaサーフェスでつくるという信念があった。見えない内部にも丈夫なカーボンを使い、カーボンを守るために金箔まで張っている手の込みようだ。
通常の制作では車を作るスピードが重視されるために、溶接よりも強力な接着剤で止めることが多い。one77では接着剤を使うことなく、溶接でアルミ板を加工している。リアの部分は溶接でつなげた一枚のパネルからできているから驚きだ。
塗装でも機械も使うこともあるが、ほとんど手作業で行われている。少人数にするほうが質があがるので、時間がかかるが、2人くらいでやっているみたいだ。プラスイオンとマイナスイオンを吹き付けて、表面の静電気を中和させて塗装をする。こうすることによって塗料の粒子がよく吸い付くのだ。
日本語じゃないけど、見たDVDの映像がアップされていた。
Youtubeで「Aston Martin One-77」と検索すれば、いろいろなカラーが出てくるけど白が一番かっこいいな。