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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

第5〜8話 ウルトラセブンの感想、メトロン星人が目をつけた人間同士の信頼感

第5話 消された時間

世界屈指の科学者、湯島博士が南極での研究を終え、レーダーの性能を上げるために地球防衛軍基地に向かっていた。その道中博士はヴィラ星人に時間を止められ、自身をヴィラ星人にコントロールされてしまう。そうとは知らず隊員たちは熱く博士を歓迎した。しかしだだ一人ダンだけは博士を疑っていた。理由はカットされたシーンにあるらしいw

博士はヴィラ星人にされるがままにレーダーを破壊する。レーダが壊れる直前にダンがレーダーを触っていたことから、湯島博士からダンが宇宙人のスパイではないかと疑われる。ダンは湯島博士がヴィラ星人と交信しているところを透視して、捕まえようとするも、周りから止められて独房に入れられしまう。

ダンはセブンに変身して、湯島博士を気絶させる。そのころレーダーが使えない無防備な地球にヴィラ星人の宇宙船が来ていた。防衛軍のウルトラホークがなかなか強くほとんど撃墜してしまうと、いきなりヴィラ星人が巨大化して現れる。なぜかそこは日本の歴史的建造物がある場所でセットが豪華。そんなことはお構いなしに、ヴィラ星人を巴投げするウルトラセブン。最後は真っ二つに切ってやっつける。すると撃墜された宇宙船がそこへ墜落して、一気にヴィラ星人は燃え盛り息絶えてしまった。

#05「消された時間」

第6話 ダーク・ゾーン

アンヌの部屋に突如現れた謎の影。事故を起こし負傷したのでアンヌの部屋で休ませてくれと影は言う。ダンはどこの星から来たのか尋ねるも答えてくれない。こちらに危害を加えないので、そっと見守ることにしたアンヌとダン。

一方司令室では、ペガッサ星人から連絡があり、ペガッサ星人の宇宙都市が故障により軌道をはずれ、地球の軌道に乗るとのこと。地球の軌道を変えてほしいという無理な要望が来た。謎の影にペガッサ星人ではないかと聞くも否定。影は地球が自ら軌道すら変えられない、未開の星であることに驚く。

地球防衛軍は協議の結果、ペガッサ星人を地球に招き、宇宙都市は破壊する方向を取ることにした。しかしそれをペガッサ星人の言っても何の連絡が無かった。このままでは地球に衝突してしまうので地球防衛軍は宇宙都市を破壊する。

すると影が突然地球を爆弾で破壊すると言い出し、自分がペガッサ星人であることを告白する。同時に宇宙人の姿を表した。ペガッサ星人は爆弾を呼び出し、地中奥深くまで穴を掘り、爆弾を爆破させようとした。ダンはセブンに変身し、それを阻止しようとする。ペガッサの都市を爆破したことを伝えると、ペガッサ星人は信じられないと言い、逃げ出す。セブンは爆弾を持って、安全なところで爆破させて、地球を救った。

ペガッサ星人はどこに行ってしまったのだろうか。ダンとアンヌはまた会いたいそうだ。

#06「ダーク・ゾーン」

第7話 宇宙囚人303

狩猟を楽しむハンター2人の目に飛び込んできたのは謎の宇宙船だった。ハンターの一人は宇宙人に襲われてしまった。

そのころ宇宙ステーションV3では怪電波を受信しており、太陽系以外の星から何らかのメッセージが送られていると判断し、解読を急ぐ。

宇宙人の好物はガソリンでガソリンスタンドやタンクローリーを襲撃した。犠牲者は増える一方で、地球防衛軍はマスコミにこのことを発表し、市民に注意を呼びかけた。とある市民の家でガレージがから物音がするので、覗くとそこにはキュラソ星人がいた。家族に襲いかかるが、ゆっくしているところが変なやつ。なぜかタイミングよく二階にいた子どもが部屋から縄梯子を使い、外に助けを呼ぶw

地球防衛軍は駆けつけるも、キュラソ星人はそこにはおらず、待機していたポインター号に乗っていたアンヌを襲う。アンヌを脅して、キュラソ星人は基地まで誘導し、アンヌを人質にして、ベータ号に乗り逃走。ベータ号は大気圏外に逃げられないので、ダンはアルファ、ガンマ号でドッキングしてアンヌを助けることを提案。簡単にアンヌを救出。キュラソ星人は火を吹き、怒ったので、ダンは他の隊員をアルファ号に移し、ベータ号の切り離しを要求。これをするとダンがセブンだとバレバレなのではと思ったが、そこには触れず、まんまとセブンに変身し逃げる。ベータ号はそのまま墜落し、キュラソ星人は体内のガソリンに火が移り、爆破して死んでしまった。


NASAより早く、青い地球を作った円谷プロの話がおもしろい。
#07「宇宙囚人303」

第8話 狙われた街

アンヌの叔父が操縦する飛行機が墜落、タクシー暴走、ライフル乱射事件と度々重なる事件の共通点はすべて北川町の人間が関連していることだった。ダンは調査のためにポインターを走らせると、前のダンプカーから砂が降ってきて危うく事故になりそうになる。そこからどこからか声がして、ウルトラセブンはこの事件に関わるなという忠告が。

ウルトラ警備隊のほうでも調査をするが原因がわからない。すると突然フルハシが暴走し、ダンの頭を棒で叩き、暴れ回る。止めに入られたフルハシは気を失って昏睡状態になる。呆然とする一同の中、今度はソガが暴走。二人の共通点は同じタバコを吸っていたことだった。ダンはこれに目を付けてアンヌの叔父の家に行き、タバコのことを聞く。叔父の子どもが北山町の駅前で買ったことを告げる。

私服のダンとアンヌはそのタバコの自動販売機をはって、タバコを補充するものを追跡する。補充に来た男はボロアパートに入る。ダンはその部屋に入ると、そこにはメトロン星人がいた。メトロン星人はわざわざ地球人を倒さなくても、地球人同士は今信頼し合っている。その信頼を壊せば、互いに攻撃し自滅するだろうと思い、タバコに他人を敵だと思い込ませる薬を仕込んだと言う。ダンはメトロン星人を追いかける。メトロン星人は飛行機に乗り飛び立つ。ダンはセブンに変身して、目と論星人も巨大化する。セブンはいつものようにあっさりと倒してしまう。

最後のナレーションが印象的。

メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです…。え、何故ですって?…我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから

この回を撮ったのは実相寺昭雄という人だそうで、奇才だったらしい。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page08.htm