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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

福本伸行「最強伝説 黒沢」は仕事を頑張るサラリーマン漫画にしてほしかった

TSUTAYAがコミックレンタルを始めていたので利用してみることにしました。10冊以上レンタルすると、1冊70円を一週間レンタルできます。

それで借りたのはカイジで有名な福本伸行の「最強伝説 黒沢」。

最初のほうで職場でなんとか人望を勝ち取ろうとするところは面白かったです。中年未婚男、黒沢が持っていた「お俺の人生、これでいいのか」という気持ちが出ていたところがよかったです。しかしその職場での出来事が終わった後は、チンピラとケンカするとか、ホームレスを助けるだとかという暴力がつきものになっていったしまったので、そこはあまりおもしろくありませんでした。弱者が強い者に立ち向かっていくのは、見ていて気持ちのいいものですが、中年男が主人公でそれはやらなくてもいいんじゃないのかなという気がしました。スポーツを題材にした漫画とかでそれは読めばいいと個人的には思いました。中年の肉体労働者が仕事を頑張るサラリーマン漫画という方向で描くストーリーというのもおもしろいのではないかと思いました。