not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

openFrameworksとCinderの違い、oFのサンプルアプリをOSXでビルドする

高速な描画を求めて

Paper.jsが時々重くなるので、もっと早く描画したいと思いopenFrameworks(oF)をまた勉強してみようかと思いました。以前、oFのiOS向けのものを少しいじったことがあります。oFの力を最大限に発揮するにはiOSよりはOS Xのほうが良いと思い、今回はOS Xを勉強してみることにします。
・以前勉強した時のエントリ
openFrameworks iOSでHello Worldさせてみた - not good but great

oFとCinderとの違い

Cinderとの違いがわからない

似たようなライブラリでCinderというものもあります。oFとCinderとの違いがわかりませんでした。

両者のトレンドを比較


そこでトレンドを調べてみると、Cinderがたくさんヒットしているようです。これは広告業界のコンテストであるカンヌでCinderが注目されたことが少し関係あるのかもしれません。

さらに調べるとPARTYの清水さんがFBにCinderについてのコメントを書いていました。
Facebook

oFのほうが歴史があるっぽい

詳しくは使ってみないとわからないのですが、oFの派生系がCinderであり、oFのほうが歴史があるということでした。歴史が長いということで、情報も多いかと思い、oFを勉強する方がいいのかと思いました。

サンプルアプリをビルド

oFをダウンロード

まずは公式サイトからOS X用のoFをダウンロードします。
http://www.openframeworks.jp/download/
exampleフォルダにあるgraphicsExampleをビルドしてみることにしました。

ビルド設定をOS X 10.8にする

'tr1/memory' file not found

Xcodeのビルド設置が10.9以上になっている時、上のようなエラーが出ます。Build SettingからBase SDKOS X 10.8に変更するとエラーがなくなります。

http://atl.recruit-tech.co.jp/blog/1309/

ビルド成功

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graphicsExampleのビルドが成功すると、丸や四角が描画された画面が出現します。