not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

映画「月とキャベツ」は山崎まさよしが良かった

タイトルが面白いので見ることにしました。やけに声が山崎まさよしに似ているなあと思いながら見ていて、途中歌うシーンを見て本人だとわかりました笑。

廃校のインテリアがよかった

最初は花火がどういう人かわからなかったというのもあって、花火が住んでる廃校になった学校?のようなところのインテリアが良いなあとか思っていました。学校のようなところで音楽活動を細々とやっているのは「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」に似ていると感じました。

浅野忠信の長髪が雰囲気を出している映画「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」 - not good but great

山崎まさよしがよかった

山崎まさよしは歌手だからそんなに演技は上手くないだろうと思っていましたが、段々見ていると歌が上手いところとかラフな格好してるのにピアノのような繊細な楽器を弾けてしまうところが単純にかっこいいと思ってきました。歌のシーンや楽器を弾くシーンをそのまま演じられるのは山崎まさよし本人しかいないだろうと最後に思いました。

DVD特典の監督インタビューを見てみると、いかに山崎まさよしと楽器を遠ざけるかに力を入れたと言っています。確かに山崎まさよしがギターを弾いて歌うのは後半で、前半は曲ができないときにふらふらしている様子が中心です。ハーモニカを吹いたり、ビルの屋上の柵の下に頭を突っ込んだりと山崎まさよし本人の素性をそのまま出しているのではないかと思うような演技をしています。

構成が良かった

全体的に話の構成が良く出来ていると思います。ヒバナが夏休みだけしかいられないのは四十九日的な意味合いがあるのかもしれません。月の満ち欠けが時間の経過を表してるのも良かったです。ヒバナが17歳でもうすぐ3回目のコンクールと言ってたのも、高3の夏休みであることを示しています。このように暗に示しているというような演出がたくさんあったと思います。ただなんでキャベツを育てていたのかはわかりませんでした笑。DVDの特典を見ると、群馬にキャベツが多いのと、山崎まさよしにキャベツが似合いそう・・・ということでした。