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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

水野学「センスは知識からはじまる」、Helveticaとスイスの関係

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

先輩デザイナーに薦められ、NTTドコモの「iD」や「くまモン」を手がけたクリエイティブディレクターである水野さんが書いた本を読みました。本を通して、センスは知識量によって磨きがかかるということが書かれています。

入念な書体選び

中でも印象的だったのはフォント選びについて書かれていたことでした。水野さんは書体が出来た経緯や歴史について入念に調べるそうです。パッケージデザインなどでフォントを選ぶときはその商品と、書体がマッチしているのかを書体の歴史を踏まえて決めるとのことでした。自分は書体の歴史については全然わからないので、そういう見方があるのかと勉強になりました。

Helveticaの歴史

例えば「Helvetica」はスイス人デザイナーとアメリカ人デザイナーによって作られました。「Helvetica」というのはラテン語で「スイスの」という意味になります。だからスイス連邦ラテン語で「Confoederatio Helvetica」と書きます。このようなこともあってその国を代表とするデザインを考えるときに、「Helvetica」を使うのは要検討ということになります。

Helvetica=スイス

例を挙げると、航空会社のロゴをデザインする時です。航空会社はその国の顔と言っても良いので、スイス以外の国で「Helvetica」を用いるときはそれなりの理由が必要ということになります。

書体の歴史や背景を踏まえて、書体選びの理由を言えるデザイナーは数少ないかもしれませんが、そういうデザイナーがいたら説得力があるし、良いデザインを生めると思いました。

ヘルベチカ - Wikipedia