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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

藤純子、高倉健「日本女侠伝 俠客芸者」、切り込みシーンの緊張感


藤純子主演の緋牡丹博徒第1弾がなかったので、女侠伝シリーズのほうの第1弾を借りて見ることにしました。高倉健は脇役かと思っていましたが、結構出演シーンが多かったので、主演と言っていいと思います。女侠伝というタイトルだったので、女性を推しているような内容だと思いましたが、そういうことはなく、昭和残侠伝シリーズのような男気のある面白さがありました。

切り込みシーンの緊張感

悪い奴らがいて、そいつらが権力を持っていて、健さんのグループは弱小ながら人情があるといういつものパターンでした笑。最後に健さんが敵のところへ切り込みに行くのですが、そこのシーンがこれまでの健さんの作品の中で、トップクラスの良さがありました。健さんが戦っているシーンと、藤純子演じる信次という女芸者が舞うシーンが交互に入ってくるのです。健さんは生きるか死ぬかのハラハラシーンで、信次のほうは静かに舞うのですが、どこか切迫した踊りをします。そのシーンを交互に見せることにより、緊張感がとても出ていて良かったです。

一気飲みは無理がある・・・

これは見た人の多くが感じたと思うのですが、信次が杯を交わすシーンは、日本酒5,6合を一気飲みできるわけないだろ・・・と思いました笑。