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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

「チルソクの夏」を見た感想(ネタバレあり)と山本譲二の渋さ

70年代の歌や映画がたくさん出てきて、古い年代が好きな自分にはとても楽しめた映画だった。17歳の高校生の初々しい恋というのが見ていて恥ずかしくなるというのも良かった。また「アンくん金持ちすぎるww」と思った人も多いと思うw

セピアで今のシーンを表現

冒頭の映像がセピアというの印象的。回想シーンではなく、今の時代をセピアにするというのが珍しい表現だと思った。

ラストが良い

「5番ゲート」で再会というが憎いけど、待ってました!という感じもあった。最後は会う寸前で終わってほしいと思っていたので、アンのシルエットだけ見せて、イクコが向かっていくところで終わって安心した。ちょっと小走りで向かっていって終わっても良かったのかもしれない。

昔の映画、歌が出てくる

山口百恵横須賀ストーリーを歌うシーンがあったけど、ここは山口だろwと最後ツッコミを入れたくなり面白かった。また映画を観に行くシーンでは、まさかの「幸せの黄色いハンカチ」が出てきたw
高倉健「幸福の黄色いハンカチ」を見た感想、不器用な高倉健の自分勝手ぶりが面白かった - not good but great

山本譲二が渋い

山本譲二がイクコの父を演じていて、ギターの流しというどハマりの役が良かった。wikiを読むと、実際に山本譲二は流しをしていたようだ。
山本譲二 - Wikipedia

イクコがギターを買ってくれたときに、ギターで弾いていた曲は「雨に咲く花」というそうだ。

1 およばぬことと 諦めました だけど恋しい あの人よ 儘になるなら いま一度 一目だけでも 逢いたいの

このような歌詞だ。この「儘(まま)になるなら」が「ママになるなら」に聞こえてしまい、どういった内容か最初わからなかった。こう文字にしてみて初めてわかった。アンとイクコのことを思ってこの歌を歌ったのか。はたまた父も昔、そういう恋愛をしたのだろうか。。。声がとても良かったので、引き込まれてしまった。


山本譲二は「みちのくひとり旅」で一躍に有名になった演歌歌手みたいだ。まさしく熱唱という感じ。