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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

池井戸潤「オレたち花のバブル組」を読んだ

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

半沢直樹、第二段。前作の最後で半沢の異動が決まり、本作はそれから話が始まる。厄介な銀行の問題担当を半沢がやることになり、不正を暴いていく。金融庁が登場したりと、前作よりも専門的な話になったかも。しかしそこは半沢の生意気さが面白いのでカバーできていたと思う。

黒崎がボイラー室で見つけた段ボールがフェイクだったのはかなり笑えた。自分は半沢直樹のドラマを見ていないが、ドラマの印象は大和田の演技がよく取り上げられていた感じがした。小説では黒崎との戦いのほうが面白く、ページもいっぱいあった。