not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

「社会に出る」とは何だろう。

今日、学校で議員インターンシップ案内のチラシを貰った。そこに以下のようなことが書いてあった。


大学生のうちから、ほんものの仕事にふれる機会なんてめったにない。
でもあと何年かしたら、私たちも社会にでることになる
わたしは議員インターンシップを通じて、議員の背中から、働くという姿勢を学びました。
2か月間のインターンシップを通じて、
自分自身を見つめなおして、考え方がかわりました。...(つづく)」


これ読んで思ったんだが大学生って社会に出てないの??僕は社会に出てるっていう自覚があるんだけど。僕の中の「社会に出る」の定義はこの世に生まれて生活するっていう。この文章を書いた人はどのような定義を持っていたのだろうか。

定義1:会社に正社員として所属すること
まず最初に思ったのが「社会に出る=会社に正社員として所属すること」という定義。大学卒業後、正社員になる人が多いからという理由でだ。でもここで疑問が浮かぶ。それはアルバイトやフリーターは「社会に出ていない」のだろうか。それは間違いだという感じがする。正社員とほとんど変わらないような仕事をしている人も多いからだ。

定義2:自分で稼いで税金を納める
2つ目に考えた定義が「社会に出る=自分で稼いで税金を納める」というもの。これなら正社員だろうがアルバイトだろうが税金を納めているはずだから合致する。しかしアルバイトがOKということはその中にも当然大学生がいるわけで彼らはこの定義だともうすでに「社会に出ている」ということになってしまう。上の文章を書いた人はアルバイトをしていない人なのだろうか?笑いや、仮にもしそうだとしても不特定多数の大学生に向けた文章だからアルバイトをしている大学生に向けても書いているはずだ。僕が考えた定義がおかしかったのかもしれない。僕は税金ならなんでもいいと考えていた。例えば消費税。これならお菓子を買ったりしたときに払っている。しかし細かい名前の知らないような税金については実家の保護者が払っているかもしれない。ここはよくわからない。

定義3:自分で稼いで生活にかかるお金を払い、保護者からお金をもらっていない
3つ目に考えた定義は「社会に出る=自分で稼いで生活にかかるお金を払い、保護者からお金をもらっていない」というもの。自分で稼いで家賃、生活費、遊びのお金、税金すべてを払っている人。これはかなり大人な人だ笑。それに加えて保護者からの援助がない。うーんでもこの定義は逆に社会に出てそうな人も出ていないという風にしそうだ。すべてのお金を自分で稼いで出している人って多いのだろうか。家族、親戚同士でお金を出し合っているかもしれないし。

結局定義をいろいろと考えたけどよくわからなかった。「社会出る=自分が社会に出てると思っている時」という無茶苦茶な定義じゃダメだろうか笑。