not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

学生でWebできる人がなぜ見つからないのか。

趣味でWebサイトを作っていたこともあって「サークルのホームページをつくってください」みたいなことをたまに頼まれる。そのサークル内の人が独学でやるのは時間がかかるし、ほかにサイトを作れる大学生がいないそうだ。そんなはずはない。スマートフォンアプリをつくるプログラミングコンテストが頻繁に開かれている今、できる人はもっといるはずだ。

Webサイトをつくりたい人の多くは自分でWebサイトをつくった経験がない。独学で作ろうとしたけど技術がなくてダサいものしかつくれなかったという人もたまにいる。そのような人はHTMLについての知識やサイト作成のためにネットで何を調べればいいのかわかっているので必要な情報が手に入りやすい。例えば人を探す場合でもただ漠然に「サイトがつくれる人」ではなくもっと具体的に「Wordpressでサイト制作できる人」「Javascriptのコードが読める人(僕は読めませんw)」という要望を出すことが出来る。Webをつくる人が必要な情報を少しでも提示できる。だからサイトをつくれる人が見つからないというのはそのような人の絶対数が少ないのではなく、単に探す人の知識がなく探す対象、そのために発信する情報を間違えているからだと思う。大学で情報を専攻している人、専門学校であるいは芸大でWebを勉強している人はたくさんいるはずだろう。

サイバーエージェント藤田晋が技術者に批判を浴びている - 状況が抉る部屋: http://blog.livedoor.jp/toshiyuki83/archives/50861560.html

技術者とそうでない人の乖離はビジネスの世界でもあるようだ。上記の記事は2006年のものだから今のサイバーエージェントはよくわからない。綺麗なイスや会社をオシャレにすることが技術者が本当に求めているのだろうか。確かにそれらはあると嬉しいが給料を上げたほうが喜ばれるだろう。給料をあげると人間すぐ満足してすぐにまた上げることを要求するからあげないのだろうけど。

・404 Blog Not Found:理解を求めるな、報酬を求めよ: http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50489943.html
ザ・技術者のイメージがある弾さんは技術者は何をやっているのかわかってもらえないのだからそれを逆手にとって給料をあげてもらうのが賢明と説いている。これはおもしろい。普通、何をやっているのかわからない人、何を考えているのかわからない人はケンカになりやすい。例えば日本では中国人や韓国人を極端に嫌う人がいる。日本にとって嫌な歴史だけ振り返ればそうだろうが、実際はいろんな人がいる。もちろん日本を嫌っている人もいるだろうし、日本が大好きで日本に留学している人もいる。僕はその中の所詮一部だが留学生と何回か話したことがある。最初は外国人と話す経験が乏しかったために「めっちゃ反日の人だったらどうしよう」とか思ったが全然そんな風にではなかった。一緒に話したりすることでその人が持っている日本の考えを知ることができて、話す前後で大分中国、韓国人に対しての見方が変わった。互いについてあまり知らないとケンカになりやすいから中国や韓国に対して否定的な意見を持っている人はまずそれらの国の友だちをつくるべきだろう。

自分の知らないところで生活している人と円滑にコミニュケーションするためにはその人の話をまず聞くことが大切だろう。