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「何でも鑑定団」にはない石坂浩二のカッコ良さが光る映画「犬神家の一族」を見た感想

あまり面白く見ることが出来なかった。これは前回の「仁義なき戦い」と同じ理由。
「仁義なき戦い」は出てる俳優の顔が似ているから、よくわからなくて途中で寝てしまった・・・ - not good but great

それは登場人物の人間関係が複雑で、何がなんだかわからなくなってしまったから。特に、佐清、佐武、佐智の違いが途中でこんがらがった。かろうじて佐清だけはマスクというキャラがあってついていけたけど。

金田一の役は石坂浩二。彼のイメージは「何でも鑑定団」だったから、本業の俳優をやっているのは初めて見たかもしれない。「何でも鑑定団」では知的なキャラを推しているのに、金田一ではそれにひょうきんなキャラが加わっていて新鮮だった。今だったら大泉洋がぴったりな配役かも。

実は「犬神家の一族」という名前が、昔から僕の頭の中に残っていたのは、芸人「にしおかすみこ」のネタがあったからだと思う笑。あの逆立ちしている死体を真似しているネタだ。ところでなぜ逆立ちにしておいたのだろうか。藻が絡むことを恐れて、早く発見されやすいようにしたのか。それなら湖に沈める必要があったのかどうか。

他にも気になる点がいくつかある。

松子さんが佐智や静馬を殺害した時、浴びた返り血はどうやって処理したのだろうか。血がついた服を洗濯したり、隠しておくのは大変だろう。静馬の場合なんかは室内で、犯行を行っているわけだから、家中に声が響いたに違いない。

佐清が復員服を着続けた必要があったのだろうか。目立ってしまうし、戦場から帰る途中に着替えるのが自然だと思うんだけど、どうなのだろう。