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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

高倉健が初めて花田秀次郎を演じた映画「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」は雪のシーンがかっこいい

これまで見た高倉健の映画のレビューを見てきて、多くの人が挙げていたのがこの昭和残侠伝シリーズ第二弾の「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」だった。第一作目は見ていたので、気になり見ることにした。今回も池部良が出ていると聞いていたが、前回彼がやっていた風間は死んでいたのでどうなっているのだろうかと思っていたら、違う人の役で出ていた。調べてみると、てっきり前回続きかと思ったら、全く別の話になっていた。

花田の子分の駆け落ちを助けた義理から、左右田組の対抗馬である榊組の親分秋山を殺すことになったことから話は始まる。花田は刑期を終え戻ってきて、秋山の墓参りをする。そこへ秋山の妻が何も知らずにやってくる。せめてもの償いから榊組を助ける花田は、いつまでたっても秋山の妻に正体を明かせなかった。

お約束所である高倉健池部良が左右田組に攻込むところはかっこよかった。日本刀を持って雪の中を歩くさまは静かな鬼にさえ見える。

時代としては昨日見た「あ・うん」と同じ頃だと思うと、境遇や場所によって随分と違う話になるものだなあと思っておかしかった笑。