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人間関係が複雑で頭が痛くなる、映画「冬の河童」

粗筋

両親がそれぞれ違う一太郎、タケシ、ツグオ、そして一太郎の従姉妹のサケ子は共同生活を始める。タケシは大学を辞めて地元に戻ってきた身、ツグオは17才のときにやってきた。一太郎とツグオ、サケ子の関係が複雑化していく様子を描いている。

感想

人間関係が複雑で最後までどういう関係なのかよくわからなかった。一太郎とサケ子が従姉妹というのは本当なのかわからないし、ツグオはもしかして同性愛者なのかと思ったり。タケシとサケ子の両親が違うことは、タケシの彼女である玉子が怒っていたあたりからやっとわかった。ツグオが一緒に住んでいる意味もよくわからなかったので混乱した。

ツグオはピアノも才能もあり人生順風満帆に見える一太郎に憧れていたのだと思う。その一太郎と親しいサケ子に嫉妬していたこと、一太郎の絵を描いていたのをサケ子は知っていたことで秘密を共有したこともあって、二人の仲は深まっていく。だからツグオが家を出て行ったあと、サケ子と一太郎の関係が仲悪くなっていたのだろう。

複雑すぎて頭が痛くなる映画だった。


サケ子が弾いていたのはグリーグのアリエッタという曲みたい。



田辺誠一は絵が趣味な青年を演じていたが、Twitterに独特な絵をアップすることで有名w