not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

Linuxの生みの親、リーナスの著書「それがぼくには楽しかったから」を読んだ

リーナスについては名前しか知らなかったけど、思った通りの良いオタクだった。フィンランドのオタクが暗い自分の部屋で作ったLinuxが世界を変えていくというストーリーはやっぱり魅力的だ。しかしそこに派手さはなくて、Linuxのユーザが増えようと、リーナスの生活は全然変わらない。ビルゲイツのようにお金をどんどん稼ぐことに全く興味がなくて、それよりもユーザがどんな風にLinuxを使っているのか、コミュニティの開発者がどのようにLinuxを改良していくことに興味があるっていうのは、ちょっと笑ってしまうくらいすごい。そんなリーナスが開発者のリーダーだからLinuxがこれだけ広まったのだと思った。