胡散臭い理由
誰でもできるから
UXデザイナーを名乗っている人が持っているUXの知識の多くは、シリコンバレーの企業が作った事例を紹介したブログ記事という印象がある。UXデザイナーと普通のIT従事者とで知識の差があまりない。学術的な研究をしている人もいるが、研究内容も学会があればSNSやブログでシェアされているので、圧倒的な知識の差があるとは思えない。
実績がない
UXデザイナーとして自分が考えたUXをサービスに導入して、サービスを改善させた経験がない人が多い。これは下に書いたが、UXデザイナー地位が社内で低い場合が多く、実戦投入できていないから。
UXデザイナーとしてチームに入れている人が少ない
まだまだUXデザイナーはできたばかりの職業である。会社によってUXデザイナーの立ち位置はまちまちである。主に2つの段階に分けられると思う。
段階1:専門家としてチームの外から意見を言う立場
まだまだ社内でUXの知識が浸透しておらず、一部の少数の専門家がいるような会社がこれに当てはまる。社内の人々は「UXってなに?」という状態。いきなりチームに入られても困るので、外からワーワー意見を言って、社内でUXを認知してもらおうとしている。UXデザイナー本人は一生懸命やっているけど、周りの人たちは煙たがっている印象がある。
段階2:チームの一員
初めからUXデザイナーとしてチームにジョインしている状態。日本の会社ではまだまだ少ないのではないかと思う。なぜなら実績がなく信頼されていないから。シリコンバレーとかでは普通なのかな。よくわからん。
これからUXデザイナーはどうなるのか
いなくなると思う。というよりもUXの知識や事例が、職種を問わず人々に浸透し、サービスに携わる人が皆UXデザイナーという状態になるだろう。UXデザイナーという状態とはどういうことかと言うと、「ユーザのことをすげえ考えている状態」である。
現場はUXデザイナーという肩書きを持った奴が言う意見かどうかなんてどうでも良く、ユーザのことを一生懸命考えている人の意見なら誰でもいいんだよ。クソが。