not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

湊かなえ「告白」

小説の「告白」買って一気に読んだ。ここまでテンポよく読めた小説は久しぶりだった。章ごとにそれぞれのキャラクターが独白する文章でここまで引き込まれるとは。人物が延々としゃべっているだけなのに描写は十分で頭の中に映像を描くことができるところがすごい。

キャラクターが淡々とあまり感情的にならずに語っているところに恐怖も感じた。口ではそう言っているけど本心は違うのではないか、と読者の想像力をくすぐってくる。