not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

ダイヤのA

主人公が自分の力に気が付いておらず段々とその能力に気づき成長していく。中学の時は弱小チーム軟式チームに所属していたが高校から強豪校へ野球留学。初めからチームの一軍がめちゃ強いという設定。そこからチームのエースを目指していく。主人公は一年生なので上級生とレギュラー争いをする。三年は最後の夏だからそこにドラマが生まれたりする。ストーリーが作りやすいのかなと思った。そういう意味では少しスラムダンクに似ている。

野球はドラマチック

少年漫画でよくある戦いながら主人公が成長する場面がたくさん出てくる。ポジションがピッチャーなので漫画にしやすいのかもしれない。バッターとの一対一との勝負はドラマチックに描くことができる。たとえ一打席でも一球一球ながく描ける。例えばピッチャーとバッターの心の声を描くだけでなく、守備のメンバー、ベンチのメンバー、そして監督のセリフを混ぜることをすれば結構長くできてしまう。観客席にいるモブキャラによる野次も時折入っている。

効果音

アニメにすると漫画にない効果音が入る。試しに映像を見ずに音声だけでこのアニメを聞くとよくわかる。ボールが金属バットに当たる音はもちろん、ピッチャーが球を投げた時の謎の衝撃音など多彩な音が収録されている。音をよく聞くとわかるがそれらの効果音は使い回されている。沢村がムービングボールを投げる時の音は大抵同じに聞こえた。このような効果音をつくるサウンドクリエイターもいるというのはあまり考えたことがなかった。アニメと言えば作画に目が行きがちだが効果音も面白さを支えている要素と言えるだろう。