not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

天童荒太「永遠の仔」は心理描写、東野圭吾「白夜行」はトリックに重点が置かれていたと思った

永遠の仔〈1〉再会 (幻冬舎文庫)

永遠の仔〈1〉再会 (幻冬舎文庫)

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)


両者とも幼児期の性的虐待というテーマが話の重要な部分になっている。

永遠の仔」は殺人の動機や、関わった人の歩んできた人生に焦点が当てられていたように思う。心理描写?と言えば良いのか、登場人物の心の動きを書いた部分が多い。

白夜行」は心理描写ももちろんあるが、殺人が行われる手口やトリック、アリバイ工作の描写に重点が置かれている。登場人物が一人称で自分の心情を細かく書いているのは少なく、三人称で登場人物の細かい言動を書くことにより、読者に感情を想起させるといった感じだった。

売れっ子作家の東野圭吾の作品を今回初めて読んだ。流行に乗るのを敬遠していたのでこれまで読んでいなかったのはもったいなかったと思う。サクサク読める良さがあるし、日本を舞台にした推理小説だから細かい土地勘も身に付いておもしろい。時間があれば別の作品を読んでみようと思う。