名作「ウルトラセブン」を見る
周りの友だち、松本・高須の放送室が以前から推していた「ウルトラセブン」を見始めた。何でも子ども向けの番組ではなくて、大人向けの深いメッセージが織り込まれていたり、世界観の構築がうまいらしい。早速DVD1巻から借りて見ることにした。
姿なき挑戦者
人間の姿をさらって人類についての調査を進めていたクール星人はウルトラ警備隊が動き出したことを察知して、いよいよ地球を侵略しようとしていた。そこに謎の風来坊、諸星ダンが登場する。
クール星人はステルス迷彩のように姿を消した宇宙船で攻撃するのが特徴。ダンはペイント弾のようなものを撃てば姿が見えるだろうと提案。ダンの提案がすんなり通るwダンも当たり前のように戦闘機に搭乗する。
クール星人の姿が見えたものの戦闘機はクール星人の攻撃を受けて墜落する。ダンだけが意識を取り戻し、ウィンダムという怪獣?を召還する。カプセルを投げると出てくるこの怪獣は、まさしくモンスターボールの発想の原点だろう。しかしウィンダムが予想以上に使えない奴で、数機を撃墜するもあっさりと攻撃をくらいダウンする。
これを見かねたダンは自らウルトラセブンに変身する。変身すると言っても巨大化するわけではなく、人間と同じ大きさになっていた。クール星人の宇宙船に乗り込み、捉えられた地球人を助けるためだ。クール星人を見つけたセブンはすぐにクール星人を一撃でしとめる。クール星人弱すぎる・・・。
成果を出したダンはウルトラ警備隊隊員として正式に入隊することになった。
・参考
#01「姿なき挑戦者」
緑の恐怖
宇宙ステーションから休暇のために帰還した石黒隊員。彼の帰還前夜、彼の家の庭に謎の鉱物が出現する。石黒隊員が帰宅すると謎の郵便物が届き、その中には同じ物質で出来た小さな鉱物が入っていた。彼はそれを嬉しそうに机の棚に入れる。すると突如石黒隊員は緑の怪物に変身し、家を抜け出して人間を襲いだした。緑の怪物は石黒の部屋に戻ると、石黒の姿に戻る。
石黒の家に居た家政婦は、石黒の部屋にあった鉱物を怪しいと思い、ダンに連絡する。ダンはそれをハンマーで砕いた。すると電脳チップが出てきて、すでに地球防衛軍の基地に運ばれていた、庭にあった巨大な鉱物が同時に割れて中から石黒が出てきた。
そのころ偽の石黒は奥さんと箱根旅行へ向かう電車の中であった。鉱物が破壊されたこともあってか、車中で緑の怪物に変身する。ダンはセブンに変身してやっつける。
ダンが途中で電車から逃げる老人を助けたが、その老人をトンネルの中へ避難させていた。トンネルの真上で緑の怪獣と戦闘していて、全く老人のことを考えていなくておかしかった。
それよりもおかしいのが最後のナレーション。
「事件は終わった。だが、宇宙からの侵略が終わったわけではない。あの鉛色の物体が、いつあなたの庭に落ちてくるかもしれないのです。明朝、目が覚めたら、まず庭をご覧ください…」
え?庭??・・・・。
湖のひみつ
キソ谷の湖に謎の物体が出現した。現場に向かうフルハシとダン。湖で釣りをしていた男に道を尋ねると、その男の釣りを邪魔する少女が現れる。少女は魚を逃がしてやって、自分も逃げた。フルハシとダンは少女を見失う。
追跡を諦めたフルハシとダンは謎の物体の中に入ると、さきほどの少女が現れる。すると催涙ガスが撒かれ、3人とも意識が朦朧とする。その間に宇宙人が入ってきて、ダンのウルトラアイを盗んでいく。ダンはそれを取り返すべく、物体の外で宇宙人を探す単独行動に出る。フルハシと少女は基地に戻る。
ダンはあたりの捜索していると先ほどの少女が現れる。少女は謎の物体に戻り、湖からエレキングを召還させる。ダンもミクラスを召還するもやられてしまう。エレキングのビームとダンの大きさが同じくらいで縮尺がおかしいのが気になった。
少女は実は二人いた。基地にいた少女は抜け出し、宇宙船を乗っ取り湖に向かう。本当に警備がザルだw
ダンは少女を物体の中で見つけ、ウルトラアイを取り戻しウルトラセブンに変身して、エレキングをボコボコにする。それで最後にカッターで八つ裂きする。最初からそれをすればいいのに、肉弾戦に持ち込むのは当時プロレスでも流行していたからなのか。
マックス号応答せよ
いつものように女に化けた宇宙人に今回もダンは騙されて、ウルトラアイを取られる。不注意すぎて、ダンは弱いのか強いのかよくわからない。今回のゴドラ星人はあまり今日病には見えず、被害にあった人も少ない。宇宙防衛軍がドアを開けろと言えば、簡単にドアを開けてくれるし、チョップ一発で倒れてしまうかわいげさえあるw
最後ウルトラセブンとゴドラ星人が戦うシーンでは、巨大化する意味はあったのかと感じる。ウルトラセブンは相手が巨大化すれば、巨大化するというスタンスで自分だけ巨大化することはない。何も無い原っぱで取っ組み合いのケンカをしている途中で、ゴドラ星人は巨大化し、また取っ組み合いをするのなら、そのままでよかったのではないか。ゴドラ星人は背を向けて空を飛んで逃げていくのだが、容赦なくセブンはビームで木っ端微塵にする。おそろしいやつだ・・・。