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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

鈴木京香主演「セカンドヴァージン」第1話と第2話を見た感想と粗筋(ネタバレあり)

第1話 不実な指

粗筋

出版社の専務を勤める中村るい(鈴木京香)は昔の友だちの旦那が金融庁に勤めていることから、若手で勢いのある鈴木行と知り合う。鈴木は株とコモディティ(商品)を一緒の口座で取引できるようにして、日本の金融を強化したいという夢がある。それには金融庁経産省の協力が必要なので上司に頼み込む。自分も社長と二人で会社を興した過去を持つるいは、鈴木に興味を持ち始める。

鈴木は自分のやりたいことができないのなら、金融庁を退職すると言い出す。そこにるいは目を付けて金融庁の内情を書く本を出版しないかと持ちかける。レストランで食事をしている最中、るいは鈴木の指を見る。綺麗な指は不実な証拠というのを思い出す。そこでは出版の件は断られる。

1年後、鈴木は見事、金融庁経産省の連携を取り持ち、夢の実現に前進する。鈴木は金融庁を退職し、自らモンディアーレ証券を興す。資金集めのために本の出版を考えた鈴木は再びるいに連絡を取る。ホイホイと了解したくないるいは申し出を断るが、企画書だけは受け取る。鈴木が考えた企画書を売れるように手直しし、鈴木に提示する。以前の鈴木なら断るような内容でも今回はOKする。それはるいとの関係を終わらせたくないからだ。

鈴木の本は売れ、メディアにも出るようになる。鈴木はお礼をするためにるいを食事に誘う。そこで欲しい物が何かあればプレゼントしたいと言うと、るいはあるけど鈴木にはプレゼントできないと返す。鈴木はそれは愛ですか、それとも恋ですかと聞くと、図星のるいは閉口する。帰り際、るいは欲しい物は死のような快楽と答える。すると鈴木はるいにキスをする。

るいは家に帰ると、家の前では息子が待っていた。息子はるいに金をせびてすぐに返っていく。翌朝、となりの家に新しい人が引っ越してきた。それは鈴木とその妻、万理恵だった。

感想
昔のドラマばかりではなく最近のものも見てみようと思って借りてみた。スマホを使ってメールでやりとりというのは当たり前。メールではメールの文面がアップで出されるので、見る人は送信者がどんな文章を書くのか知ることが出来る。それは新しい表現方法だと思った。文章にはその人の個性が出ると思う。言葉遣いだったり、絵文字の有無、誤字脱字があるかどうか。これからもし文面に変化があれば、おもしろく見ることができると思う。


メールに加えて昔のドラマとの違いは、登場人物の内心の声がナレーションで入っているということ。そこは見る人の想像力に任せればよいのに。折角のドラマを見る楽しみも半減する。

最後に最もダメだと思ったところは、鈴木に華がないところ。ここは有名俳優を使ってほしいなあ。じゃないと皺が目立つ鈴木京香一人では、場が持てない部分があると感じた。

第2話 キスして

粗筋

17歳年下の鈴木はるいに会おうとするも、るいは拒否する。しかし鈴木のことが気になるるい。るいは鈴木の会社の近くに来たとき、鈴木に会う連絡を取る。鈴木は急いで会いに行き、その場で抱く。るいはキスしてと言い、鈴木はキスをする。鈴木はその場の流れから二人っきりになれる場所に行こうとしたがるいは拒否する。るいは19のときに子どもをもうけ、すぐに離婚した。それ以来、恋とか愛という感情を一切排除してきた。だからこそ新海社を興すことができ、仕事に打ち込むことできた。今鈴木と関係を持ったら、自分も鈴木も仕事がいかなくなる。鈴木はこれを聞いても納得しない。最後にるいは前の夫と別れてから20年男のことを知らないと告白する。ファーストヴァージンよりもセカンドヴァージンを捨てるほうが壁は大きい。そうしてるいは鈴木と別れる。

新海社の社長が盲腸で倒れたことから、るいは急遽シンガポールへ出張になった。仕事が終わりホテルに戻ると、部屋には花が飾られていた。送り主は何と鈴木だった。ベルが鳴ったのでドアへ向かうと鈴木の声がした・・・。

感想
心なしか鈴木京香が前回よりも綺麗になっている気がした。鈴木夫婦とるいが同じスーパーで買い物をして、会うか会わないかのドキドキ感はドラマの鉄板。そこを会わせずにして、お隣さんであることをまだ知らせないのはおもしろいと思った。これで会う時間の確保や言い訳を考えるというシーンを作ることが出来る。