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not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

瀧本哲史「戦略がすべて」プラットフォームビジネスを行う鉄道会社

書評

戦略がすべて (新潮新書)

戦略がすべて (新潮新書)

瀧本さんの著書は本屋でよく見たことがあった。元マッキンゼーの人で京大で講義を持っている人ということくらいしか知らなかった。最近、日本交通というタクシー会社の建て直しをしたことがあるということを知り興味を持った。そんで著作を読んでみた。

プラットフォームビジネスを行う鉄道会社

その中で鉄道会社はプラットフォームビジネスをしているという話が面白かった。プラットフォームという名前があるくらいだから鉄道会社がプラットフォームビジネスになりうるというのはなんとなくわかる。しかし実際何をやっているのかわからなかった。読んでみると、鉄道会社は駅周辺のショッピングモールを建設して、駅に来た消費者をそこへ流すことをやっているそうだ。自分の記憶を思い出せば阪急百貨店やホテルなどが思い浮かんだ。

保育事業所に参入

面白いのは保育事業所に参入している鉄道会社が多いということだ。関東圏は待機児童が多い。子育て環境ができている沿線は人気が出るそうだ。鉄道から保育事業所は連想しにくいので面白かった。

データによるマーケティング

2013年にJR東日本suicaの顧客データを日立に提供していたことが話題になった。そのときは個人情報が勝手に利用されたという意味で注目されたニュースだったが、このようなデータがマーケティングに今後利用されるようになるだろうということも書かれていた。データが手に入れば保育事業所参入のような意外な分野にどんどん参入するようになるかもしれない。