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「ヤンキー記者、南米を行く」

ヤンキー記者、南米を行く

ヤンキー記者、南米を行く

少年院に入っていた著者が出院後、親から「南米を3年間放浪してこい!」と言われて強制的に南米に連れて行かれる話。

最初はいやいやだったけど、持ち前のヤンキー根性で数々の苦難を乗り越え、大人になって行く。バナナ農園、ラブホテルで働いたり、アマゾンの奥地に行ったり、ギャングに脅されたりとネタは尽きない内容。

南米には多くの貧民層がおり、普通そのような人とは日本人は交流しない。著者はヤンキーなので見た目は身分で差別されることを極端に嫌う。地元民がいるバーに行き、そこでビールをおごり、仲良くなって行く様は本当に力強いし、優しさを感じる。裕福な層と貧民層は労働関係でもきっちり区分けされており、例えば職場で誕生日会があっても貧民層のメイドたちとは一緒に祝わないようだ。理由は対等の関係にしてしまうと、貧民層が働かなくなるらしい。それは貧民層の方が十分な教育を受けていないことで働かなくなると言われている。現地に移住して何十年の日本人は当たり前のようにそのような区分けをするが、著者は最初理解できずにかなり反抗していた。ここでもヤンキー根性が爆発して、反抗していた。

なんやかんやあってサンパウロ新聞社という邦人向け新聞社で記者として働くことになる。エネルギッシュな著者に元気をもらえて面白かった。

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