内容は絵画において、光が与える影響というものだった。人間に光を当てるときに、上、横、下、斜めから当てると顔の表情が全く違って見えてくる。例えば真横からだと陰影がはっきり見えて、自信に満ちているような顔になる。
とりわけ光の当て方にこだわったのはレンブラントという画家だ。彼は多くの自画像を残しており、複数の方向から光を当てることによって、自分の感情を表現しようとした。レンブラントは真っ暗な部屋にモデルを置いて、屋根に穴をあけて、光の当て方を研究したりしていたらしい。
レンブラントの自画像は熱海にある美術館で見ることができる。DVDの内容は20年以上前ものだったから、今も常設されているのかはわからないが、一度見てみたいと思った。
MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART