not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

「ソラニン」を読んだ

星3.3

二巻完結で短く聞いたことあるタイトルだったので読んだ。

前半読んだ感想。

  • 登場人物が夢みがちなフリーターとか無職でそいつらがうじうじ悩む話
  • たぶん大学生とか社会人1年目とかに読んでたら主人公たちにすごい共感したと思う。今読んでも登場人物たちの甘い考えにイライラするばかりだったw
  • 共感はできないけどこんな中身のない話を漫画にできるのは作者がすごいからなんだろうな。自分がよく読むのはジャンプ系の漫画で必ず夢とか目的とかがあって努力する話なので。そういう意味では少女漫画っぽいとも言えるのかもしれない

後半読んだ感想

  • 後半からの展開が良かった。具体的にはヒロインの彼氏がバンドマンでボーカルなんだが交通事故で死んでしまう。そしてヒロインは孤独になるが、そのバンドのボーカルになることを決めてライブに出る
  • ライブで曲「ソラニン」を歌うシーンはそれまでうだつのあがらないクソ登場人物が輝いておりそこが良かった
  • ライブの次の日には無職や恋人との死と再び向き合うという現実があるが、そういうのは横に置いておいて目の前の仲間と過ごす幸せを享受することが生きることなんだということを表現したかったんだと思う