千葉県にある川村記念美術館に行ってきました。
DIC川村記念美術館 | Kawamura Memorial DIC Museum of Art
「中高生のための現代美術入門」を読んで、川村記念美術館の存在を知る - not good but great
先日読んだ、「中高生のための現代美術入門」を読んで、一度現代美術の作品を生で見てみたいと思い、千葉の佐倉市まで足を運びました。都心から1時間30分くらい離れているので、軽い電車の旅になりました。
詳しい交通アクセス
最寄り駅の京成佐倉駅です。となりにオリジン弁当、セブンイレブンがあります。
駅から徒歩1分程度のところに無料送迎バスのバス乗り場があります。シロタカメラ前です。
http://kawamura-museum.dic.co.jp/access/#train
ペイントされたバスが来ます。バスの中では飲食禁止でした。オリジン弁当で買ったおにぎりを食べながら、乗車しようとすると、運転手の方から、食べてから乗車するようにと言われました笑。幸い早めにバスが到着した&乗客が自分1人しかいなかったので、急いでおにぎりを食べて乗車しました。
バスで30分くらい乗ると、到着です。
敷地は広く、大きな池があり、鳥が泳いでいました。
著名な作品がたくさん
ステラ、ロスコ、マレーヴィッチ、ラインハート、ジャクソン・ポロック、アルバース、レンブラント、ピカソ、モネ、シャガール、尾形光琳etc・・・の作品を見ることができました。お腹いっぱいになりました。一つの美術館にこれだけ所蔵されているのは驚きでした。てっきり日本に置いていないと思っていました。ちなみにモンドリアンは置いてはないです。何でもあるわけじゃない・・・当たり前か。
ステラの作品
作品が大きい
自分は順路を勘違いして、逆から見てしまいました。なのでいきなりステラの巨大な立体絵画の部屋に入ったので、インパクトが強烈でした。やはり実物を見ないと、そのスケールは感じることはできません。
ゆったりと鑑賞できる
音声ガイドを聞きながら、作品についての解説を聞いたり、ソファに座って眺めたりしたりできたのは至福の時でした。また人がとても少なかったので、ステラの部屋に自分と監視員の人だけという状態がありました。とても贅沢な時間だったと思います。
トムリンソン・コート・パーク(第2ヴァージョン)
ステラの《トムリンソン・コート・パーク(第2ヴァージョン)》も見ました。
http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/frank_stella.html
黒いラインを引き、微妙にカンバス地をそのまま残し、長方形を書いた作品です。見つめていると、引き込まれるような魅力がありました。美術館に展示してあって、本で事前に作品のことを読んで知っていたので、すごいと感じただけかもしれません・・・。そこが芸術の難しいところかもと思いました。
ロスコの作品
〈シーグラム壁画〉と呼ばれるシリーズのうちの7点を展示している部屋で鑑賞をしました。
http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/mark_rothko.html
7点もの大きな絵画に取り囲まれ、正直、不気味な気分になりました。全体的に赤と黒の色が多い絵だったからかもしれません。ソファに座って見ていると、段々と落ち着いてきました。音声ガイドでも「不思議と落ち着いてくる」と言っており、本当かよと思いましたが、本当でした笑。
「アンナの光」が置いてなかった
一つ惜しかったのはニューマンの「アンナの光」が置いていなかったことです。「中高生のための現代美術入門」には川村記念美術館所蔵と書いてあったのですが、最近売られてしまったみたいです。ちょっとショックでした。
川村記念美術館が赤一面の抽象絵画「アンナの光」を103億円で売却 - ねとらぼ