not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

一見、無関係な情報の掛け合わせによってアイディアは生まれる

サービスのアイディアを出すために読んだ

いつもは書名+読んだ感想というタイトルをつけますが、ちょっとタイトルを変えてみます。博報堂ケトルの嶋さんの本を読みました。プログラミングやデザイナーとしての知識は大事だと日々思いますが、何のサービスを作り、どうやって広めるのか、そしてどう周りを巻き込んでいくのか・・・ということも大事であると働き始めて、改めて感じるようになりました。それで前々から博報堂ケトルの名前は知っていたので、そこの代表である嶋さんの本を読んでみることにしました。IT業界の人の本だけでなく、広告業界の人の本も読んで、サービスのつくり方を学ぼうとしたわけです。

モレスキンにメモ

アイディアのつくり方が書いてあるのですが、嶋さんのスタイルは「一見、無関係な情報の掛け合わせによってアイディアは生まれる」というもの。モレスキンに面白いと思った情報をメモして、寝かして再度見て、発想を豊かにしているそうです。

読書ノートの挫折経験・・・

自分は読書ノートというノートを一時期取っていましたが、メモするのが大変なので止めました。作業が目的になってましたね・・・。その時はテーマごとにノートを分けていました。それが苦痛の原因だったのかもしれません。この本に書いてあるように、テーマを分けずに雑多に書いた方がアイディアが結びつきやすかったと思います。それにノートの減りも早いので、やってる感じが出ていたかなあと。

デザイナーはインプットが多い

先日読んだ水野学さんの本を思い出しましたけど、嶋さんもインプットの量がとても多いなと思いました。本屋に行って興味ある本を片っ端から買っているという感じがします。自分もお金が許す限り、そうしたほうがいいかもしれません。
水野学「センスは知識からはじまる」、Helveticaとスイスの関係 - not good but great

エンジニアが読んでる本は技術書だけじゃない

何もデザイナーの人ばかりが本を読んでいるわけではありません。最近読んだ書評では、Googleのムカイさんというエンジニアの方が、東さんの本を読んでいました。エンジニアと言えば、技術書というイメージですが、それは偏見に過ぎないと感じました。
Jun Mukai's blog: 東浩紀『弱いつながり』ーーイングレスをやるべき、という本