ECについて考えたことを書いてみる。
メルカリを使い始めた。出品したら40秒くらいで売れてビビった。衝撃のユーザ体験だった。
スマホと相性が良い
メルカリが流行っているのはスマホ機能とフリマの相性が良いからだろう。Push通知とカメラですぐに出品できるところが良い。
メルカリ思考
スマホを使ってこれだけ簡単に商品を売り買いできるようになると、メルカリ思考?みたいな状態になる。何か商品に出会ったときに「メルカリで買えそう」「メルカリで売れそう」ということを考えるようになった。ただの素人のような僕でも相場を意識するようになった。
ファンをつくる
相場を意識するようになると高いものは買いたくなくなる。メルカリのユーザはすでにかなり多いので、自分と同じような思考の人は増えるのではないかと思っている。メルカリを使って安く買い、早く手に入れるようになるとリアル店舗やネットショップが売り上げを伸ばすためにはただ値段を下げたり、早く届けたりするだけではダメだと思う。
よく言われていることだけど、ファンをつくるというのがポイントになる気がした。消費者というよりファンを増やす工夫が必要になってくる。すぐ思いつくのがメディア運営だろう。SNS、ブログや動画で商品の良さや、制作工程を発信する。ユーザが商品を手にするときに、すでにその商品について語れるようになる。そしてそれを友だちに伝え、広まっていく。Amazonはこのあたりのファンを増やす工夫がしにくいような気がする。レビューを見たりして、商品の質について知ることができるが、深く知ることができないので、悪くても好きと言えるようなファンになることはできない。
BASEのような会社は実際にメディアを運営している。
BASE (ベイス) | ネットショップを無料で簡単に作成
ほぼ日も良質なメディアだと思う。
ほぼ日刊イトイ新聞
ZOZOTOWN運営のWEARというSNSも。ユーザがコーディネートを投稿して、見ている人は着ているアイテムを買うことができる。これは商品ではなくユーザのファンになるかな。 http://wear.jp/kuchan11/6177401/
「ファンをつくる」という考えは、この本を読んで共感したから。へえーと思ったら読んでみてくれ。ネットショップがリアル店舗を出すかも
何となくだけど、Amazonのような便利サイトが進化すればするほど、リアル店舗に行く人が減り、あえてリアル店舗に行くことが意味を持つような気がする。わざわざリアル店舗を訪れるのには理由が必要になる。その理由を聞いたときに、商品がいかに好きかとか、商品の魅力を伝えることができたらクールになるのではないか?w
そういうことを考えていたら、shopcounterというサービスを知った。これは都心のスペースを貸して、期間限定のお店を出すことができるサービス。ネットショップで人気を得たお店が、費用を安くリアル店舗を出すことができるのだ。BASE、STORES.jp、カラーミーのようなネットサービスを使って、ファンを増やしたお店に出店の機会を提供することができる。 ポップアップやイベントスペースの予約なら|ショップカウンター
少しずつこのようなネットショップは増えてくるのかもしれない。ファンじゃないと知らないお店のリアル店舗に訪れて、Instagramに写真をアップして、すごいだろアピールをする人が出てきてもおかしくはないw
ハンドメイド市場
ハンドメイドのminneも流行っている。これも作家とファンの関係を構築できるから人気なのだろう。もちろんスマホで簡単に買えることもその要因の一つ。 minne | 日本最大級のハンドメイド・手作り通販サイト
minneで人気作家がshopcounterを使って出店というのもありそうだ。
どれだけ他者と信頼関係を築けるか
スマホの普及で情報が氾濫して、良い情報を選ぶのが難しくなった。パーソナライズされていないとどうしてもランキング1位の情報しか得られない。それではほかの人と差別化がつかないのでカッコが悪い。みんなにベストな情報ではないかもしれないが、自分がファンになり、情報を選び出す行為がクールになるのかなと。こだわりずぎて孤立するようなことはしないと思うけど、知る人ぞ知るみたいな商品にますます惹かれるような気がする。その情報をSNS発信してモテたいようになるのかなあ。
こう文章にしてみると、店とファンの信頼関係がほかの人を惹きつけるのだろうと思った。どれだけ他者と信頼関係を築けているのかを、みんなに示したい、示すことで信頼されたいと思う人がますます増えるのかもしれないな。
タイプするのがだるくなったのでこのへんでおわる。