山下(役所広司)が刑務所に入っていて、仮釈放されて理髪店を営むことから始まる。山下がケイコという女の自殺を止めたところから、親交が始まり、ケイコは店で働くようになる。刑務所に入っていたことを隠しながら、女と生活するというところが「遥かなる山の呼び声」と重なった。最後はまた山下が刑務所に入ることになるんだけど、そこでケイコが返るのを待っているというのも似ている。「幸せの黄色いハンカチ」も意識して見てしまった。
山下が妻を殺して自転車で警察署まで自殺に行くシーンと、ケイコを自転車の後ろに乗せて病院に行くシーン。同じ自転車でもこうも違うのかっていうくらい雰囲気が出ていた。