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プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

今村昌平監督、役所広司主演「うなぎ」を見た感想

今村昌平の名前を最近知って作品を見ることにした。「うなぎ」というタイトルから鰻屋の話で、下町人情を描いているような映画なのかなと思ったけど全然違った。

山下(役所広司)が刑務所に入っていて、仮釈放されて理髪店を営むことから始まる。山下がケイコという女の自殺を止めたところから、親交が始まり、ケイコは店で働くようになる。刑務所に入っていたことを隠しながら、女と生活するというところが「遥かなる山の呼び声」と重なった。最後はまた山下が刑務所に入ることになるんだけど、そこでケイコが返るのを待っているというのも似ている。「幸せの黄色いハンカチ」も意識して見てしまった。

山下が妻を殺して自転車で警察署まで自殺に行くシーンと、ケイコを自転車の後ろに乗せて病院に行くシーン。同じ自転車でもこうも違うのかっていうくらい雰囲気が出ていた。