http://www.nmao.go.jp/exhibition/index.html
絵画に凹凸ができるくらいに厚く絵の具が塗られていた。これは写真ではなかなか伝わらないので、実際に見れてよかったと思う。
インタビュー映像が印象的
展示の最後にジャン・フォートリエのインタビュー映像が流されていた。制作過程を移した映像もあり、そのスピードに驚いた。スイスイと描いてた。本人は絵を描いているとうんざりした気分になってくるのでサッサッと描いているらしい。ちょっと適当に描いているようにも見えるので、インタビューをまともにうけるのが嫌で、ふざけているのかと思った笑。弟子もいたらしいけど、「彼から学んでいると愚かになる」というコメントを残しており、それを聞いたときはクスっと笑ってしまった。
「人質」シリーズを見ていると、拷問をうけた人の悲壮感が伝わってきたので、てっきり社会に対してメッセージを発したいという気持ちをもった画家かと思った。ビデオを見ていると、世間にはあまり興味のない孤高の人に感じられた。ビデオ上映が最後にやっていてよかった。最初にやっていたら、作品を真面目に鑑賞することができなかったかもしれない。