not good but great

プログラミング、アート、映画・本の感想について書きます。

書評

ブレストでアイディアが出ない時にカヤック柳澤さんの本を読んだ

ブレストでアイディアが出ない ブレインストーミングで良いアイディアが出ることはあまりないと思っている。自分はブレストをしても、相手の意見を否定せずに、それに乗っかるというブレストの良さが発揮できていないとよく感じる。 参加者が仲良くないこと…

「快楽のテニス講座」の村上龍が若い

古本屋で売っていたので買った。 中身は若かりし頃の村上龍がテニスについて書いてあるエッセイである。村上龍がテニスをしている写真がたくさん載っているのだけれど、それがダサい感じで良い。短足で不格好だけど、一生懸命テニスをしているところがおもし…

「ITビジネスの原理」を読んで知る、Amazonにはない楽天の強み

ITビジネスの原理作者:尾原 和啓NHK出版Amazon「ITビジネスの原理」を読んだ。作者の小原さんはマッキンゼーやGoogleを経て、楽天で働いている方。経歴がすごい・・・。会社の先輩に薦められたので読んでみることにした。 インターネットにはまだまだローコ…

ジェット☆ダイスケ「YouTubeで食べていく」を読んだ感想

YouTubeで食べていく 「動画投稿」という生き方 (光文社新書)作者:愛場 大介(ジェット☆ダイスケ)光文社AmazonYouTuberの方の動画再生回数が多いことは良く耳にしていた。レビュー動画はたまに見るくらいで、そこまで面白い動画だと思ったことがない。だからY…

本屋に行くのに目的はいらない

なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか(祥伝社新書321)作者:嶋 浩一郎祥伝社Amazon博報堂ケトルの嶋さんの本を読んだ。この本は、本屋に行くことの敷居を下げてくれる本だ。「買っても読まなくてもよい」と筆者は言う。そのときにその本に自分が興味を持っ…

タモリ学と架空地図

タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?作者:戸部田誠 (てれびのスキマ)イースト・プレスAmazonタモリの本を読んだ。タモリについてはいいともでしか知らない。タモリ倶楽部は見てない 先輩の口添えから司会を始め、サラリーマン時代に出会った山下洋輔…

どうやったらバズるのか知りたいから広告業界の人の本を読んだけど、学びはなかった。インターネットにどっぷり浸かるほうが学びがある。

どうやったらバズるのか Webサービスやアプリを広めるためにはどうすればいいのか最近よく考える。その中でもソーシャルメディアの活用は外せないと考える。Twitterなどでバズれば短時間に多くの人に情報を届けることができるからだ。しかもそのRTによる伝播…

宇野常寛ら著「PLANETS vol.8」からコミュニティサイトの作り方を考える

けんすうさんの記事を読んだ nanapiのけんすうさんのコミュニティサイトのつくり方についての記事をいくつか読みました。 nanapi「けんすう」が語る、ユーザー投稿サイト運営でやってはいけないこと | TechCrunch Japan 宗教から学ぶWebコミュニティサイトの…

一見、無関係な情報の掛け合わせによってアイディアは生まれる

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)作者:嶋 浩一郎ディスカヴァー・トゥエンティワンAmazon サービスのアイディアを出すために読んだ いつもは書名+読んだ感想というタイトルをつけますが、ちょっとタイトルを変えてみます。博報堂ケトルの…

「中高生のための現代美術入門」を読んで、川村記念美術館の存在を知る

中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何? (平凡社ライブラリー)作者:本江 邦夫平凡社Amazon 川村記念美術館の存在を知る 口絵で紹介されているマレーヴィチなどの作品の一部が日本の川村記念美術館というところに所蔵していることを知りました。千…

マリメッコのエヴリボーイシャツとフィンランドの学生運動

北欧デザインを知る―ムーミンとモダニズム (生活人新書)作者:渡部 千春日本放送出版協会Amazon http://ushimado-enn.jugem.jp/?eid=839 マリメッコと言えば、花柄の生地を思い浮かべますが、エヴリボーイシャツという縦ストライプのシャツも有名みたいです。…

『サザビーズ 「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術』を読んで、新しく知った美術作家

サザビーズ-「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術作者:石坂 泰章講談社Amazonオークションを運営しているサザビーズの日本法人社長である石坂さんが書いた本を読みました。ざっくりとした感想を言うと、お金を出せば絵を売ってくれるのかと考えると、…

FacebookのPokeは創業当時からあった機能

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)作者:デビッド・カークパトリック日経bp社Amazon今更感はありますがFacebookができる過程を書いた本を読んでいます。結構分厚い本なので半分くらいしか読めてません。Fac…

三連休で読んだ本とマンガ

入社1年目の教科書作者:岩瀬 大輔ダイヤモンド社Amazon 教科書というタイトルを敬遠してた ライフネット生命の岩瀬さんの著作。本屋で平積みされていたのを何度か目にしたことがあり、タイトルに教科書と書いてあったので読みたくないなと思っていました。し…

Sheryl Sandberg「Lean in」を英語で読んだけどほとんどわからなかった

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead作者:Sandberg, SherylCymbolixAmazon英語の勉強のために読みました。この長さの洋書を読んだのは初めてです。当然、わからない単語が多く、意味が分かっていない部分がたくさんあります笑。

「アートディレクションの黄金比」を読んで、自分は普段情報収集が少ないなあと感じる

アートディレクションの黄金比作者:カラーズ誠文堂新光社Amazon先日読んだ「センスは知識からはじまる」の水野学さんのほか数名のアートディレクターの方のことが書かれた本です。それぞれの生い立ちや仕事への取り組み方などが書かれていて面白いと思いまし…

水野学「センスは知識からはじまる」、Helveticaとスイスの関係

センスは知識からはじまる作者:水野 学朝日新聞出版Amazon先輩デザイナーに薦められ、NTTドコモの「iD」や「くまモン」を手がけたクリエイティブディレクターである水野さんが書いた本を読みました。本を通して、センスは知識量によって磨きがかかるというこ…

向田邦子「無名仮名人名簿」を読んだ感想

無名仮名人名簿 (文春文庫)作者:向田 邦子文藝春秋Amazon「孔雀」のくず屋の話がよかったです。向田邦子さんの日本語はとても綺麗で、読みやすいので今回も楽しく読めました。

星野道夫「旅をする木」を読んだ感想

旅をする木 (文春文庫)作者:星野 道夫文藝春秋Amazon今のところ今年読んだ本で一番面白かったです。動物写真家の星野さんが、アラスカの情景を含蓄のある言葉で語っています。山も見えない東京で過ごしていると、地方出身の自分は少し窮屈な感じがします。そ…

秋元康「趣味力」を読んだ感想

趣味力 (生活人新書)作者:秋元 康NHK出版Amazon以前から秋元さんの著作は読んでみたいと思っていました。AKB関連で脚光を浴びることが多いですが、「川の流れのように」の作詞や「着信アリ」の原作者でもあります。そんな秋元さんがどんな本を読むのか気にな…

プログラミング言語Processingを始めました

ジェネラティブ・アート -Processingによる実践ガイド作者:Matt Pearsonビー・エヌ・エヌ新社Amazonジェネラティブアートという書籍を購入しました。ビジュアルに特化したプログラミングについて書かれており、興味深い内容です。この本ではプログラミング言…

立川談四楼著「声に出して笑える日本語」を読んだ感想

声に出して笑える日本語 (光文社知恵の森文庫)作者:立川 談四楼光文社Amazon落語家の立川談四楼さんが日常にある面白い言葉、言い間違い(良い間違い?)をエッセイで語る本です。時折、落語の話も出てきて非常に楽しめました。中でも好きだったのが、「馬から…

プロゲーマー梅原さんはとてもストイックで結果を残せる人なのに、なぜゲームなんだろう

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)作者:梅原 大吾小学館Amazon梅原さんはとてもストイックで結果を残せる人なのに、なぜゲームなんだろうという疑問が読んでいて思いました。一度ゲームを止めて麻雀の世界に入ったときも、なんで麻雀なんだと思いました。ゲ…

Amazonの購入ページのUIのマイクロインタラクション

マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部作者:Dan SafferオライリージャパンAmazonデザインの分野の本を読んでみようと思って購入しました。オライリーの本は横書きで翻訳調というイメージがあり、今まで読みにくいと思っていました。しかし…

山崎豊子著「不毛地帯」は2巻に入って読むのを挫折してしまった・・・

不毛地帯(一) (新潮文庫)作者:豊子, 山崎新潮社Amazon不毛地帯(二) (新潮文庫)作者:山崎 豊子新潮社Amazon1巻のシベリアでの生活は拘置所という制限された環境から、いつか日本に帰りたいという思い、一心で苦難を乗り越えるというところが面白かったで…

「クックパッド」に人気レシピランキングがない理由

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)作者:上阪 徹角川SSコミュニケーションズAmazon 「料理が楽しくなる」を目指して 2009年ごろに書かれた新書です。クックパッドが創業からどのような考えを持って運営されていたのかが書い…

「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」はソニーの歩み、内部事情がメイン

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた (新潮文庫)作者:辻野 晃一郎新潮社Amazon誤解を招くタイトルだと思いました。グーグルの仕事のことは、後半の一部しかなく、大半はソニーでの仕事のことです。メインはグーグルで仕事をするときに、ソニ…

缶チューハイ「氷結」のパッケージデザイン制作の裏側について書かれた新書を読んだ

企画書は1行 (光文社新書)作者:野地 秩嘉光文社Amazon様々なプロジェクトを取材して、企画がどのようにできていったのかをまとめた本です。タイトルからすると企画書の書き方がメインに感じられますが、企画の背景や物語がメインだと思いました。企画書の書…

釈迦、キリスト、孔子、老子が良いことしか言わないのは、当時の世の中が悪かったから

真贋 (講談社文庫)作者:吉本 隆明講談社Amazon第一章「善悪二元論に限界」を読みました。

「アメトーーク!」「ロンドンハーツ」のプロデューサーが書いた「たくらむ技術」を読んだ

たくらむ技術 (新潮新書)作者:加地 倫三新潮社Amazon前回読んだテレ東のプロデューサー伊藤さんの本がおもしろかったので、今回は、「アメトーーク!」「ロンドンハーツ」のプロデューサーである加地さんの本を読みました。・前回エントリ 「モヤモヤさまぁ〜…